2020/10/20
家を地震から守る「制震テープ」は劣化にも強いんです
地震による住宅の揺れを軽減してくれる「制震テープ」は110年後も十分な性能を発揮してくれます。
■制震テープってなに?
制震テープを使うと、家が丸ごと制震ダンパーになります。
地震のエネルギーを家全体で吸収できるからです。
もう少し具体的に説明しますね。家の骨組みは木の柱や梁(はり)でできています。
バルハウスが採用しているスーパーウォール工法では、柱や梁でできた長方形をスーパーウォールパネルで覆って、たくさんのクギで固定します。
大きな地震のときには、その長方形が平行四辺形に変形しようとします。
でも、スーパーウォールパネルは長方形のまま耐えます。
だから、柱・梁とパネルの間にズレが起きてクギが曲がったり折れたりします。
そうして家の骨組みが緩んで、地震に弱くなってしまうんです。
そんなことが起こらないように柱・梁とスーパーウォールパネルの間に制震テープをはさみます。
制震テープは、ただの粘着力が強いテープじゃありません。
ズレようと動くエネルギーを熱エネルギーに変換する「粘弾性体」のテープなんです。
■制震テープは劣化に強いんです
ここで、心配になる人がいると思います。
紙のガムテープやビニールテープって、貼ってから時間が経つとパリパリになって剥がれますよね?
制震テープは大丈夫? という疑問です。
結論から言うと、大丈夫です。
制震テープの劣化についての実験で、110年以上経っても粘着強度がほとんど変わらないことが実証されてます。
柱・梁とパネルにはさまれたテープは日光に当たらないので紫外線で劣化しませんし、空気に触れないので酸化もしません。
ということで、バルハウスの家に使っている制震テープと、その性能の長持ちについてご紹介しました。
住宅の耐震性について知りたいことがある方は、バルハウスに相談してくださいね。
(バルハウス代表・2級建築士 宮下和晃)
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