2019/11/28
廃材を再利用したみたいな壁。どうやってつくったの?
お客さまに気に入っていただけたダイニングの壁です。
廃材を使っているっぽいですよね?
実はこれ、新品の板を塗装・加工してダメージ感を出しているんです。
■色を3重に塗ってから削っています
この壁をつくるのには、やっぱり手間がかかりますよ。
まず、まっさらな板に下地として茶色を塗装します。塗料が乾くのを待って、白を上塗り。さらに、ちょっと濃さが違う白をもう1回塗ります。
塗装が終わったら、今度はサンドペーパーでいい感じに表面を削って、下地の色を出していきます。
もともとの木の色、茶色、白2色を塗ってあるので、削り方によって4種類の表情を出せるということですね。
■貼るときは、あえてキレイに並べない
ダメージ加工がうまくいったら、今度は板を壁に1枚ずつ貼り付けていきます。
長さが違う1枚1枚の板をどう組み合わせるかを決めるのが、楽しいところです。僕自身が現場に行って、配置を決めているんですよ。
せっかく廃材っぽくしたんですから、キレイに並べてはダメ。あえて整えず、ランダムな感じを大切にします。
■自分の作品をつくる感覚です
作業には手間と時間がかかりますが、僕はこういうのが好きなので、やめられないですね。
お客さまの家を施工させていただいているんですが、自分の作品をつくるという感覚もあります。
たしかに、既製品の材料を使えばそれなりにキレイにできますし、価格も抑えられます。それでもバルハウスのセンスに期待してくれるお客さまのためですから、やっぱり力が入りますよね!
(バルハウス代表・2級建築士 宮下和晃)
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